心療内科に入院してみると同じうつで悩む人たちが

私は21歳の時に心療内科を受診してうつ病と診断されました。診断される前からあらゆることに興味がなくなり、何もしたくないという毎日が続きました。こうした不調の状態を誰も理解してくれない辛い状況が続きました。いよいよ、うつの症状が深刻になり入院することになったのですが、近隣の人だけでなく日本各地からきて入院しているのには驚きました。誰もが「家にいる時、家族や周囲の人たちから、この病気に対する理解を得ることができない状態で辛かった」と口をそろえて言っていたのが印象に残っています。私自身もまわりから仮病や怠け病と思われ、とても孤独な状態だったのに、心療内科に入院して見ると皆が同じ体験をしていて精神的に驚くほど安心感を持つことができたのです。